借りていたお金をどうしても返済できない場合は、債務整理という方法があります。この債務整理にもいくつか方法があり、債務額を圧縮して返済する任意整理もあれば、裁判所に申し立てをして、借金を帳消しにしてもらう自己破産もあります。
ですからお金がなくて返済できないという時は、この債務額を圧縮して返済する任意整理より自己破産がいいでしょう。しかしこの方法にはメリットもデメリットもあります。免責が下りた時点で借金がなくなるのはメリットですが、金融業や士業の場合は一定期間停職になりますし、官報に名前が掲載されます。もちろん官報の破産の欄を見るのは一握りの人物ですので、そこまで不安に思うことはありませんが、闇金業者が見ていて、融資のDMを送りつけたりするので気をつけましょう。
もちろんクレジットカードは使えなくなります。消費者ん金融や信販会社のカードは5年間ですが、銀行系のカードは10年間使えません。ただ任意整理か自己破産かで迷うような場合は、一度弁護士に相談してみるといいでしょう。この場合は30分につき5400円の料金がかかりますが、事務所によっては無料ということもあります。
司法書士事務所で相談してもいいのですが、司法書士の場合、債務整理の対象となる金額の点で上限がありますし、弁護士の方が費用はかかるものの、交渉がスムーズに行きます。費用は30万円が目安です。お金がないから一度に払えないという人は、月割にしたり、月々1万円を何年かにわたって払うこともできます。