高級和牛(米沢牛)を初めて食べたときの思い出

以前、仕事の都合で、山形県の米沢市に住んでいたことがあります。
ある日、実家に帰省することになり、お土産に米沢牛を持って行こうと思い起ち、街で一番有名なお肉屋さんに立ち寄りました。

中に入ると、惚れ惚れするようなサーモンピンク色をした肉の塊が、サラシのようなものに巻かれてショーケースに並べられています。
そして、ケースの中をよく覗いてみると、きめ細かい霜降りが入っているではありませんか。
それまで高級和牛なんて見たことがなかったので、思わず緊張感が湧いてきます。

結局お店のご主人の意見を参考にしながら、ステーキ用のサーロイン肉を購入して、実家へ向うことにしました。値段はたしか、一枚三千円ほどだったと思います。

夕飯に間に合うように実家に着いて、その米沢牛を家族に見せると、大きな歓声が起きました。
さっそくその肉を母に焼いてもらい塩コショウだけで食べてみると、なんとも肉が柔らかいではありませんか。肉をかみ切るという感覚ではなく、堅いカステラでも食べているような感じがします。
家族も皆、声を上げながら食べていました。

やっぱり、高級和牛は違いますねー。味もさることながら、その柔らかさには驚きました。
すっかり気に入って、今では月に一回は米沢牛を通販で取り寄せています。